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2008年2月11日 (月)

道路特定財源と地球温暖化

 地球温暖化がますます進展している今日、日本社会はそれを食い止めるような取り組みを推進するべきである。環境省は発足したけれど、環境保護の向けた取り組みはあまり進んでいないように思える。クールビズとかエコバックとかアイドリングストップとか、あまり形に見えず、そんなに効果があるとも思えないことしか進んでいない。クールビズは、強制でもなんでもなく結局は部外の人と会う必要が多い企業とかは、あまり徹底できていない。社会全体が「クールビズじゃないのは悪だ」というような風土にしていかないと意味が無い。それぞれが努力するだけでなく、マスコミを活用した方向付けや風土づくりをしていくということが大切になると思うが、できていない。エコバックは、エコバックを配る企業は急増したけれど、使っている人は結局そんなに増えているように見えない。スーパーのビニール袋を有料にするなど、少しずつ進んできてはいるけれど、大きな効果を表すようになるのはこれからか。アイドリングストップは、当然のことであるが、進んできているといっても、ただ単にガソリンが高いからもったいないという理由でしかないと思う。車の機能として、長くエンジンつけっぱなしにして停車しておくとエンジンが自動で切れるとか、車の機能自体に組み込むようにしないと本当の意味では広がらないと思う。

 で、最近国会で話題になったガソリン税の暫定税率を撤廃するか継続するかという問題は、撤廃することは無いと思う。税金をとる仕組みとして、ガソリンを使用した人からとる税金の仕組みというのは、温暖化が進む昨今の状況から、継続したほうが良い。エネルギーを消費する人は、それだけ税金を払う必要があると思う。しかし、その用途を道路特定財源として、道路に関する使途に限る必要は無いと思う。環境破壊につながるマイカーのガソリン消費なんだから、環境に限定した施策に使うべきだと思う。今の時代、道路をそんなに整備する必要があるのだろうか。年度末になると必要なさそうな道路工事が増えるように、予算維持のために工事を継続しているという道路も数多くあるだろう。建設業者など道路工事にかかわる業者との兼ね合いで道路工事を守っていこうという姿勢が見え隠れしている今の道路特定財源は、もっと縮小するべきだ。その代わり、地球環境保護のために、さまざまな取り組みを進めるべきだと思う。たとえば火力発電所に代わる太陽光発電だとか、地熱を利用した発電だとか、化石燃料に頼らずともエネルギーを得ることのできる安全な仕組みの研究費だとか、そのようなことに充てる財源とすることが良いと思う。道路を作っても環境保護には逆行だし、あまりむやみに道路にお金を回すのは、やめてもらいたい。

 個人的にはマイカーを簡単にもてる社会というのは、だんだん限界に近づいているのではないかと思う。中国やインドなど発展途上国だった国々がどんどん成長してきていて、相当な数の人が車を持つ時代にさしかかっている。そうなってくると、地球環境がさらにスピードを上げて悪化していくだろう。今の状況でも環境破壊はどんどん進んでいるのに、途上国の近代化が進めば、ますます環境破壊・地球温暖化が進むことは目に見えている。電気自動車は今は高額だけど、そのうち安くなればマイカー社会もすばらしいものになるかもしれない。しかもその電気自動車が使うエネルギーが、太陽光などのグリーンエネルギーであれば、それに勝るものは無い。ただ、電気自動車は今は高額なので、研究が急速に進まないとなかなか現実とはならない。安いガソリン車をやめてまで電気自動車を買う社会というのは、しばらく先まで実現しそうも無い。

 となると、今後、どのような社会を目指していくべきか。環境保護のためにガソリン税の暫定税率を維持し、その財源を環境保護目的のみに使用する。また、マイカーから公共交通に通勤・通学をシフトさせるために、自動車税を高額にする。電気やガスの無駄遣いを減らすために、電気やガスの公共料金にかかる税金を上げる。ただし、それらによって低所得者の最低限の生活に困らないよう、食料品にかける税金は低くして、特に国産の食料品にかける税金はゼロにして安心で安全な国産食料品が数多く流通されるようにする。とか考えることができるけれど、自動車産業が多額の法人税を国に納めていて日本の経済界を引っ張っているということと、建設業者が道路工事や公共事業の工事がなくなったら、業者も自民党もやっていけなくなってしまうという、地球規模で考えると非常に内向きな理由で、地球環境に良い取り組みというのは日本で広がらないんだろうなと思う今日この頃なのだ。

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